新しい生徒さん

ピアノの上を涼しげな夏の装いに変えてみました。

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関東地方もようやく梅雨明けとなったようです。今日は幼稚園の年中さんの5歳の男の子が入会されました?

とても利発そうなお顔の男の子で、瞳がキラキラと輝いていて楽しそうにピアノを弾いています。お指もしっかりとされています。曲を聞かせて頂くと元気いっぱいで良いのですが、ちょっと待って。この曲はスラーがついているでしょ。もっと「なめらか」にきれいな虹がかかるようにね。と言うと反応がいまいち???。そう、K君はまだ5歳。「なめらか」という言葉の意味がわからないのです。私はハッとして大反省。小さい子にわかる言葉で伝えないといけないのです。幼稚園くらいのお子さんは「ひじ」という言葉も理解できない場合があります。指導者は自分の目線で物を言ってはいけないのです。「なめらか」を他の言葉で言い換えることをあれこれ考えるよりも、生徒の手の隣で私が弾いてみます。そして真似をして頂く。これは「手移しの指導法」と呼んでいますが、K君はとても物真似がお上手で、スラー奏法を習得してくれました。

例えば外国人の指揮者、言語の壁でうまくイメージが伝わらない場合があります。練習の時は音楽を口ずさんで伝えたりします。本番は棒で伝えます。大切なことはハートだと思います。K君、これからもよろしくね✨。