これは「オルガンピアノの本」という教材の中のあるページです。「あめふり」というタイトルの曲の挿絵です。
左の1ページが楽譜で右の1ページが挿絵になっているのです。
今日はtちゃんのレッスンで、この絵について少し鑑賞する時間をとりました。「きれいだね、この中で好きな色はどれ?」
ただひたすらにピアノを練習するのでは、あるところで行き止まりになります。感性を伸ばすことは練習と同じくらい、あるいはそれ以上に大切かもしれません。
かの有名なバイオリニストの五嶋みどりさんは、ジュリアード音楽院でドロシーディレイという先生に師事していました。ディレイ先生は美術館に行くことをすすめられたそうです。
そんな意味において、こんな素敵な挿絵がある楽譜は優れものだと思います。楽譜のページをめくる時に、絵本のページをめくるわくわくした気持ちを抱かせてくれる楽譜。素敵な映像とメロディが小さい生徒さんのピュアな心にきっと何かをプレゼントしてくれるでしょう。