卒業おめでとう

かつて教えていた生徒さんS子ちゃんが、この春K大学の法科大学院をご卒業されました。お小さい頃のS子ちゃんのことを思い浮かべ私も感無量です。本当におめでとう✨

S子ちゃんは小さい頃レッスンに来る途中、駅でお母様と離れて迷子になってしまったことがあります。「迷子になってしまって・・・そちらに一人で伺ってないでしょうか?」とS子ちゃんのお母様からのご連絡を受け、私も大慌て。駅の雑踏の中で必死に我が子を探すお母様。私もどうしていいかわからず、気が動転するばかり。結局S子ちゃんは、大泣きして歩いているところを保護されて交番にいたのです。

そんなS子ちゃんも、美しくご立派に成長されました。小さい頃から見ているだけに感慨深いものがあります。5月には司法試験を受けるそうです。S子ちゃん、頑張ってね。先生は心から応援しているからね(^^♪

 

体験レッスン

今日は体験レッスンのお申込みの方がいらっしゃいました。

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ホームページをご覧になっていらして下さる方がほとんどですが、やはり人間対人間。実際にお会いしてみると印象というのは違うこともあります。ピアノのレッスンというのは個人レッスンが基本です。だから先生と生徒の相性というのは重要です。体験レッスンとは、まさにお見合いのようなものですね。

体験レッスンの申し込みを頂くと、ご経験をお聞きしてからプログラムを作成します。初めていらっしゃるのだから生徒さんの方は緊張しています。なるべくリラックスしてレッスンを受けて下さるように指導者側は心を配らなければなりません。

いつも心がけているのは良い所を積極的にほめて差し上げること。その次に必要なアドバイスをすることです。そして充実した時間を過ごして気持ちよくお帰りになって下さること。

桜のほころびかけた春の一日、私の方こそ素敵な体験をすることができて感謝です✨。

レッスン室にも桜が咲きました

桜開花のニュースが聞こえてくるようになりました。

レッスン室も桜バージョンに模様替えしてみました。ほんの少しのことですが、来て下さる生徒さんがお部屋に入った時に和んでくれたら。というささやかなおもてなしです。

明日は体験レッスンの予約がお一人入っています。今日はこれから体験レッスンのプロフラム作りです。8歳の女の子のお子様、お会いするのが楽しみです✨

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4年ぶりの再会

今日はかつて教えていた生徒さんの発表会でした。IMG_2367

4年前、富山県に転居することになりかつて教えていた生徒さんを音大時代の同級生の友人にお願いして託していきました。友人は生徒さんを大切にそして上手に育ててくれました。友人のお教室の発表会で今日4年ぶりに再会することができました♪

4年の間に身長も伸びてすっかりお姉さんらしくなり、ピアノも上手になっていて感激してしまいました。お会いできてうれしかったです。これからも頑張ってね✨

ピアノ以外も

友人から楽譜が送られてきました。室内楽曲の第一ヴァイオリンのパート譜です。

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千葉市管弦楽団の創立時のメンバーが、弦楽アンサンブルを楽しもう。という目的で作ったコンセールアミーという合奏団があります。もう25年以上活動しているアマチュア室内楽の合奏団です。最初私は、シューベルトの「ます」という曲のピアニストとして呼んでいただきましたが、弦楽器の音色、そして合奏の楽しさに魅せられて、ついにヴァイオリンで参加させていただくになりました。

ピアノという楽器は基本的には一台で完結してしまう楽器です。そしてある意味において孤独な楽器です。弦楽器は合奏の楽しさが何といっても一番の魅力かもしれません。ヴァイオリン譜に、ヘ音記号が登場しないのも特徴のひとつです。そして音律が違います。ピアノは平均律、ヴァイオリンは純正律。音と音の幅が微妙に違うのです。

音楽の世界はピアノだけではありません。たくさんのジャンルの音楽を聴いたり、様々な楽器を体験してみるのも楽しいこととおもいます?。

演奏ボランティア登録

今日は習志野市社会福祉協議会に出向いて演奏ボランティアの登録をしてきました。

演奏ボランティアというのは福祉施設に出向いて楽器の演奏をするというものです。主に高齢者施設での演奏が主なものだそうです。ボランティアの精神、制度などの講義を少し受けて実際に演奏依頼がくるまでのシステムのご説明を受けました。一般的によく知られている曲を選んで演奏することが望ましいそうです。

音楽は自分が楽しむもの、周りに楽しんでいただくもの、私はその両方だと思います。自分の持っているものを地域へ、そして社会へと還元していくことは幸せなことと思います。今日のところはボランティアの登録だけでしたが、何となく心が晴れやかな気分になった一日でした(^^♪

心温まるプログラム

音大時代の同級生から発表会のプログラムが送られてきました。

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4年前、千葉から富山に転居する際、当時教えていた生徒さんを音大時代の同級生に託していきました。友人は託された生徒さんを快く引き受けてくれて、大切に育ててくれました。このプログラムは、その友人かが送ってくれたものです。プログラムを開いてみると、かつて教えていた生徒さんのお名前もありました。「大きくなっただろうな、ピアノもどんなに上手になったことか」と、しばし感慨にひたりました。

発表会は来週です。成長された生徒さんにお会いするのがとても楽しみです?。そして、素敵なプログラムを送ってくれた友人に感謝です?。

嬉しいお知らせ

昨日、生徒さんのハッピーなお知らせが飛び込んできました。男のお子様を出産されたそうです✨。もう20年くらい前に教えていた生徒さんです。

生徒さんのピアノの上達はもちろん喜ばしいことですが、生徒さんの人生の節目となるハッピーなお知らせを聞かせていただけることは、それ以上に嬉しいことです。お小さい頃から教えていた生徒さんが、ご立派に成長されるのを見ると、何やら親戚のおばさんのような気持になってくるものです。

この春も生徒さんの進学や就職のおめでたいご連絡を受けました。お教室に通われていた当時の小さい頃を思い出し、感慨ひとしおの気持ちです。生徒の皆さま、素晴らしい人生の門出に乾杯です?

あの日から5年

あの東日本大震災から5年が経ちました。

私が住んでいる習志野市袖ケ浦地区の震災直後の写真です。これは液状化現象のあとの様子です。5年前のあの日あの時、私はピアノを弾いていました。目の前のピアノの鍵盤が大きく揺れ、ピアノの上の物が転がり落ちて、言いようのない恐怖を感じたことを鮮明に覚えています。ほどなくして外に出てみると、埋め立て地区である私の住んでいる町は激しい液状化に見舞われ、あちこちから濁った水がふきだしてきました。道路は歪み電柱は傾き下水管の損傷の為、生活排水を流せない不便がしばらく続きました。全国の震災被害の様子をテレビで見るにつけ、本当に心を傷めました。

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一人の私の友人のお話しをご紹介します。彼女は仙台市に住んでいて、津波の被害に見舞われ学生時代からの愛用のグランドピアノの3本の足が水につかってしまいました。楽器メーカーに頼んでピアノの足だけを交換したそうですが、本来の音に戻ることなく、泣く泣く楽器を手放し新しいグランドピアノに買い替えたそうです。音楽家にとって楽器は体の一部のようなもの。まさに身を切られる思いだったにちがいありません。彼女は「生きている間に完全な復興を見ることはできないと思う」と嘆いていました。それでも前向きにピアノに向き合う生活を送っています。

私は今、当たり前のように目の前にピアノがあることに感謝しなければならない。と思いました。

この震災で被害にあわれた多くの方々、そして失われた多くの尊い命に、心より哀悼の意をささげたいと思います。

 

絵本のような楽譜

これは「オルガンピアノの本」という教材の中のあるページです。「あめふり」というタイトルの曲の挿絵です。

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左の1ページが楽譜で右の1ページが挿絵になっているのです。

今日はtちゃんのレッスンで、この絵について少し鑑賞する時間をとりました。「きれいだね、この中で好きな色はどれ?」

ただひたすらにピアノを練習するのでは、あるところで行き止まりになります。感性を伸ばすことは練習と同じくらい、あるいはそれ以上に大切かもしれません。

かの有名なバイオリニストの五嶋みどりさんは、ジュリアード音楽院でドロシーディレイという先生に師事していました。ディレイ先生は美術館に行くことをすすめられたそうです。

そんな意味において、こんな素敵な挿絵がある楽譜は優れものだと思います。楽譜のページをめくる時に、絵本のページをめくるわくわくした気持ちを抱かせてくれる楽譜。素敵な映像とメロディが小さい生徒さんのピュアな心にきっと何かをプレゼントしてくれるでしょう。