またひとつ歳を重ねて

お誕生日に頂いたお花です。

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私事ですが、先日、お誕生日を迎えまたひとつ歳を重ねました。思えばピアノを習い始めたのは4歳の頃でした。幼い頃はピアノを弾くことがとても好きで、むしろ練習は好きな方だったと思います。小学校4年生の時にある日のレッスンで簡単なソナタを初見で弾いてしまいました。それを見た先生が「是非、専門の道へお進みなさい、しかるべき先生を紹介します」と仰られて、一気に私の目の前にレールが敷かれてしまいました。新しい先生について要求の度合いが一気に上がり、生活の大半の時間をピアノにつぎ込むように要求されて。。。そこで一時、拒否反応が。ピアノを楽しく弾けなくなってしまいました。中学、高校と友人が部活を楽しんでいる頃も、ひたすら学校が終わると矢のように飛んでかえってピアノの練習。週末はレッスンの掛け持ち。音大に入ってみると周りは上手な方ばかりで、卒倒しそうでした。

ピアノは今の私にとってかけがえのない存在です。朝起きると、一日の始まりはピアノを撫でるようになりました(まるで動物を撫でるように)

今までたくさんの生徒さんを教えてまいりました。生徒さんにピアノをご指導している時間が楽しくて仕方がありません。

ピアノを与えて下さった音楽の神様に感謝の気持ちでいっぱいです✨

老後の趣味

お教室の行事の「弾き合い会」も無事に終わりました。ピアノの他にバイオリンやフルートも加わり生徒さんの音楽の扉がまた大きく開いたのではないかと思います。

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この写真は、一緒に住む母が買ってきてくれた薔薇の花です。現在83歳になる母は、最近ピアノの練習を始めました。母は音楽好きながらも全くの素人です。私が幼かった頃に練習に付き添って見てくれたことがある程度です。最近はロッキングチェアに座って一日中読書三昧です。物忘れも目立ち始め足腰も衰えて外出する機会もめっきり減ってきました。そこで、私が「ピアノでも弾いてみたら」と言うと、何とお稽古を始めました。

ピアノを弾くという行為は脳内の血流が物凄い勢いで活性化されるそうです。科学的にも脳の老化防止効果は絶大なものがあるそうです。他の楽器と比較しても管楽器や弦楽器より息長く演奏を楽しめる楽器といえるでしょう。車いすになろうともピアノを楽しむことは可能なことと思います。

私自身、年齢を重ねてもずーっと弾き続けたいと思っています。老後の趣味におすすめです(^^♪