合格おめでとう

昨日、昔教えていた生徒さんから嬉しいお知らせが入りました。難関試験として有名な司法試験に合格されたそうです。S子ちゃんが私の所に初めていらっしゃったのは幼稚園の年中さんの頃でした。現在はレッスンには通っていらっしゃいませんが、折々にご連絡をとりあってお付き合いが続いております。まだ小さい頃のあどけない可愛いらしいS子ちゃんのことを思いだします。レッスンに来る途中、駅でお母様とはぐれて迷子になってしまって大騒ぎをしたことも、ついこの前のことのように覚えております。「子犬を飼ったから是非遊びに来て」とS子ちゃんからお誘いを受けお宅にお邪魔して、ロロちゃんという子犬とS子ちゃんとご一緒に遊んだりしたことも懐かしい思い出です。

法律家になられるS子ちゃんの輝かしい未来に心からエールを送りたいと思います。人生の彩りのひとつのアイテムとしてピアノを位置付けて頂けたら嬉しいです。

さて、お教室の方は10月に行われる弾き合い・勉強会に向けて皆さん、頑張っていらっしゃいます。楽しい会になるよう努めてまいりたいと思います✨。

生徒さんからのお土産

夏休みに旅行をされた生徒さんからお土産を頂きました(^^♪

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夏休みも残り少なくなりました。生徒の皆さんも旅行に帰省に海に山にと楽しい夏休みを過ごされたようです。今年の夏は4年に一度のオリンピックが開催され私も夢中になってテレビを見てしまいました。日本からも、たくさんの選手がメダルをとって感動しました。選手が素晴らしいのは当たり前ですが印象深かったのは選手を影で支えたコーチや監督の姿でした。感動の舞台裏の苦労話としてコーチや監督の指導法などが紹介されていました。選手を導き育てるのには強い情熱と信念が必要だったようです。ピアノの指導も人を育てるという意味においては同じだと思いました。どうやったら伸びていくか?どう言ったら理解してもらえるのか?。私も日々悩み考えています。さあ、もうすぐ芸術の秋の到来です。生徒の皆さんと、ピアノの素晴らしさ、楽しさを共有しつつ指導に励みたいと思います✨

 

新しい生徒さん

ピアノの上を涼しげな夏の装いに変えてみました。

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関東地方もようやく梅雨明けとなったようです。今日は幼稚園の年中さんの5歳の男の子が入会されました?

とても利発そうなお顔の男の子で、瞳がキラキラと輝いていて楽しそうにピアノを弾いています。お指もしっかりとされています。曲を聞かせて頂くと元気いっぱいで良いのですが、ちょっと待って。この曲はスラーがついているでしょ。もっと「なめらか」にきれいな虹がかかるようにね。と言うと反応がいまいち???。そう、K君はまだ5歳。「なめらか」という言葉の意味がわからないのです。私はハッとして大反省。小さい子にわかる言葉で伝えないといけないのです。幼稚園くらいのお子さんは「ひじ」という言葉も理解できない場合があります。指導者は自分の目線で物を言ってはいけないのです。「なめらか」を他の言葉で言い換えることをあれこれ考えるよりも、生徒の手の隣で私が弾いてみます。そして真似をして頂く。これは「手移しの指導法」と呼んでいますが、K君はとても物真似がお上手で、スラー奏法を習得してくれました。

例えば外国人の指揮者、言語の壁でうまくイメージが伝わらない場合があります。練習の時は音楽を口ずさんで伝えたりします。本番は棒で伝えます。大切なことはハートだと思います。K君、これからもよろしくね✨。

夏休みの宿題

夏休みに入りましたね。生徒の皆さんも帰省なさったり旅行に行かれたり楽しい夏休みを過ごされているようです。ある生徒さんからメールを頂きました。「先生、夏休みはレッスンに伺えないのでその分宿題をだしてください!」意欲満々のメールです。大人の方で趣味で弾いていらっしゃるKさん。バッハの平均律やショパンまでも弾きこなす上級者の方です。そこで彼女のご要望にお応えして夏休みの宿題をお出ししました。

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「ハノン」の46番。トリルの練習です。4の指(薬指)と5の指(小指)でトリルすることは実際ほとんどありませんが、この曲では練習するのです。ゆっくりのテンポからメトロノームの目盛りをひとつずつ上げていく方法で記録をつけながら地道にトレーニングしていきます。アスリートの気持ちになります。

ただし、こういう練習を延々とやられると聞かせられるおうちの方はたまったもんじゃありませんね。ほどほどにね。と申し上げました。さあ、Kさんのお指、どれだけ鍛えられるでしょうか?ひと夏の成果が楽しみですね(^^♪。

楽典の学習

先日、生徒さんから沖縄のお土産をいただきました✨

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この生徒さんMさんは現在大学4年生。明るく元気な女子大生です。保育士の試験に挑戦予定です。その際ピアノの実技試験があります。また実技の他に移調という課題もあるようです。これは簡単に言えば曲全体のキーを上げたり或いは下げたり。ということですが、実はそう簡単なことではありません。例えばハ長調からニ長調に移調するためには調号を把握しておかないと出来ないのです。このように音楽全般の理論的なことを一般に楽典と呼びます。語学でいうなら文法のようなものですね。私は高校時代、音大受験の準備として芸大の作曲科の現役の学生さんの元に通い楽典のレッスンを受けておりました。レッスンは楽しかったのを覚えています。生徒さんに楽しくそして興味深く学んで頂けるように私も指導者として心がけていきたいと思います。Mさん、合格目指して頑張りましょう(^^♪

演奏会を終えて

先日、習志野フィルハーモニーの演奏会を終えることができました。その時、聴きにいらして下さった友人からの贈物のクッキーです。

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個人的には、後悔の残る演奏となってしまいましたが、全体としては大変好評で、ブラボーの声も上がり大成功の演奏会となりました。今まで何回も本番の舞台で数々の演奏をこなしてきましたが、やはり緊張してしまいました。家でいくら練習を繰り返し万全な状態にしていても本番は一回っきりです。消しゴムで消して書き直すことができないのが生演奏の怖さです。これはスポーツでも言えるのではないでしょうか?オリンピックなどでもと思わぬアクシデントが起こり涙を流すアスリートの映像を見たことがあります。今回の演奏会を指揮して下さったのは井崎正弘先生。言わずも知れた国内外で活躍されている一流の指揮者です。演奏中に大小様々なアクシデントがありながらも、最後まで棒の力で押し進める。安全運転をすれば事故の確率は減るはずです。しかし、音楽が小さくまとまってしまい、感動を呼ぶ演奏とはかけ離れてしまいます。井崎先生はその点において決して妥協しない棒で意思を伝えておりました。棒の推進力はすごいものがありました。この週末に慶応大学のOBのオーケストラ「ワグネルソサイエティー・OBオーケストラ」の演奏会があります。井崎先生が棒を振られます。週末はこちらの演奏会を聴きに伺い客席でゆっくりと音楽を堪能させて頂くつもりです。

富山でのレッスン

先週末、富山まで生徒さんのレッスンをしに行って参りました。

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そして、帰ってくると生徒さんからたくさんのお野菜が送られきました。感激です(*^^*)

富山の生徒さんN子ちゃんは、現在5年生の頑張り屋さんの女の子です。素直で真面目で努力家です。今回N子ちゃんのお宅に伺ってご家族の方にお会いして思ったことは、ご家族全員がN子ちゃんのピアノのことを温かく見守っていらっしゃるということです。ピアノの練習を強制することは決してなく、ご家族の皆さんで励ましてほめてN子ちゃんを伸ばしてあげてるのだな。という印象を持ちました。教育の原点を垣間見たような気がしました。

頂いたお野菜を通して温かいご家族のお顔が目に浮かぶ思いがしました✨。

音階の大切さ

レッスン室に紫陽花の花を飾りました。

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さて、私の教室では、レッスンの時、生徒さんにに必ず音階を弾いて頂きます。フォームをチェックして、音の粒やむらに注意し音階を丁寧にさらうことで、得るものはとても大きいです。音階に始まり音階に終わる。と言っても過言ではありません。先月入会されたYちゃん、指使いに苦労しています。最後の方で指が足りなくなったり余ってしまったり、はたまた手がねじれたり。こんな時はとにかくテンポを落としてさらうのが鉄則です。音符を倍の長さにして弾いてもらうと、余裕ができたのかパニック状態から脱出できました(*^^*)。

速いテンポで「立て板に水」のごとく音階をバリッと弾く陰には地道な努力があるのです?。

習志野フィルハーモニー定期演奏会

習志野フィル

習志野フィルハーモニー管弦楽団の第89回定期演奏会のちらしができあがりました。私はショスタコーヴィチ5番の交響曲でピアノとチェレスタを弾きます。オーケストラの中でピアノを弾くことは演奏技術は当然必要ですが、「他の楽器の音を聞く」「指揮者を見る」等々、ソロでは必要とされない能力が要求されます。また、「間を読む」「呼吸を感じる」など。反射的に現場の音楽を察知して対応する能力。スコアを熟読して他の楽器との絡みを把握すること。指揮者を見るポイントには?マークを書き入れ、他の楽器を聞くポイントには?マークを書き入れます。中々大変なことです。なぜ、そんなに大変なことに敢えて挑戦するのでしょうか?それは音楽が好きだから。オーケストラの中で弾くのが楽しいから。です。指揮者の井崎先生は、国内外で活躍されている素晴らしいマエストロです。今から本番が楽しみです。お運び頂けたら光栄でございます?

成長を長い目で見守る

今日はレッスン室にゆりの花を飾りました。

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先月に入会された幼稚園年中さんのYちゃん。今日もお母様とレッスンにいらっしゃいました。Yちゃんは、しっかりしているのに結構照れ屋さんです。恥ずかしがり屋さんで、練習の成果を披露するまでが照れまくり。やっと、ピアノのお椅子に座り弾き始めました。さあどうでしょう。しっかりした音で最後まで弾き切りました。「上手に弾けましたね(^▽^)/」と褒めると恥ずかしくてお母様の方に寄って行って、お母様の影にかくれてしまいます。そんなYちゃん、やる気をだした瞬間、目がキラッと光り真剣な眼差しで弾き始める時を私は見逃しません。小さいお子さんをピアノへと誘導するのはこの瞬間を把握することが大切です。成長を長い目で見守り続けたいと思います✨。